プロフィールの交際歴の欄で手が止まる。空欄のまま画面を閉じて、また何日か過ぎる。周りの人はもっと場慣れしているのだろう、と思えてくる。ただ、その一行の中身は一つではなく、割ってみると、いま動かせるものとそうでないものが分かれます。
場慣れの不足と、やり取りの手数の少なさは別もの
同じ言葉で呼んでいますが、中身は二つに割れます。一つは、場そのものに慣れていないこと。初対面の人と二人きりで座る、時間を決めて話す、その後の連絡をどう続けるか。動作としての不慣れです。
もう一つは、相手とのやり取りを重ねた回数が少ないこと。相手が黙ったときにどうするか、言いにくいことをどう伝えるか。こちらは動作ではなく、手数の話です。
混ぜたままだと「経験がない自分は不利だ」という一つのかたまりになりますが、分けると扱いが変わります。前の一つは回数のほうで変わりうるもので、あとの一つは交際歴の外にも材料があります。
場に慣れていない部分は、回数を重ねてから見直せます。初めての相手と向かい合って座る。店を出るときに次の約束の話をする。こうした動作そのものは、話がうまくいったかどうかとは別に数えられます。一度目と三度目で、その場にいること自体の重さがどう変わったか。そこは自分で確かめられます。
だから最初の何回かは、相手を見きわめる回ではなく、場に出る回として置いておくといいかもしれません。そう置いておけば、噛み合わなかった回を自分への評価に使わずにすみます。
回数を重ねる前に判定を下してしまうと、まだ慣れていないだけのものが「向いていない」に化けます。慣れの部分と、相手との相性の部分は、同じ日に起きていても別々のものです。
手数の少なさは、交際歴の外にも材料がある
人とのやり取りを重ねた経験は、交際の中だけで積むものではありません。友人との付き合い、職場での仕事のやり取り、家族との関係。そこで自分がどう振る舞ってきたかは、すでに手元にあります。
- 頼まれごとを断りたいとき、どう言ってきたか
- 予定が合わないと分かった時点で、いつ伝えてきたか
- 相手が黙り込んだとき、待ったのか、こちらから話したのか
これらは実際にやってきたことなので、思い出せば書き出せます。同じような場面が来たとき、自分がどう出るかの見当もつくでしょう。プロフィールに書くためではなく、自分がどういう出方をする人間なのかを先に知っておくために書き出します。
書き出したものは、プロフィールに写す材料ではなく、会う前に自分で読む材料です。
伝えるかどうかより、伝える相手と場面が先
交際経験がないことを相手に言うべきかどうか。ここで長く迷う人がいます。
言う・言わないを一般則で決めようとすると答えが出ません。相手がどう受け取るかは相手の側にあって、こちらからは分からないからです。分からないものを基準にすると、そのつど揺れます。
こちらの側で先に置けるのは、どの段階なら言えるか、のほうです。会う前のやり取りで言うのか、何度か会って続きそうになってから言うのか。段階を先に置いておけば、その場の空気に押されて言ってしまったり、逆に隠し続けて苦しくなったりしにくくなります。
聞かれてもいないうちから説明を足す必要もありません。相手から聞かれたときに答えられる形を、一度言葉にしておけば足ります。
会う相手を自分で見つけられないときは、間に人を入れる
場に出るには相手が要るのに、その相手を自分で見つけるのが難しい。誘い方が分からない、そもそも会う機会がない。そういう詰まり方をすることがあります。
このときは、間に人が入る手段があります。自分で探す・間に人が入る・知人の紹介を、決める量で見分けるところから、いまの自分にどれが向くかを見直せます。
間に人を入れる方を検討するなら、結婚相談所に入る前の条件とお金の動き方を先に見ておくと、話を聞きに行くかどうかを自分で選べます(この記事は30代の女性を想定した内容です)。人に話しながら考えたい段階なら、占い・カウンセリング・結婚相談・公的窓口で扱える範囲の違いから見てください。
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