マッチングアプリの電話で先に置いておくのは、話題ではなく終わりの時刻

夕方のベランダでスツールに腰かけ、スマートフォンを耳に当てて空へ視線を向ける女性の手描きイラスト 婚活・結婚相談

何度かメッセージが続いた相手から、一度電話しませんかと言われた。会う前に声を聞けるのはありがたいけれど、当日になると何を話せばいいのか分からない。検索して出てくる話題の一覧を眺めても、そのとおりに進む気がしない。そんな状態で夜を迎えているなら、用意するものを話題から入れ替えてみてください。

話題を用意するほど、埋める役が自分に回ってくる

話題をいくつ用意しても、その順に進むとは限りません。相手から質問が来れば、そこで流れが変わります。用意したリストを消化しようとすると、質問を並べるだけの時間になってしまう。

それに、話題が尽きたときに困るのは、埋めなければいけないと思っているからです。埋める役をこちらが引き受けている限り、いくつ用意しても足りません。

先に手元へ置くのは二つです。何時に終えるかと、この通話で聞いておきたいことを一つ。この二つが決まっていれば、あとは相手の話に合わせてかまいません。

終わりの時刻を先に置くと、切り上げ方に困らない

始まってすぐに「今日は三十分ほどでいったん切りますね」と伝えておく。理由は足さなくてかまいません。ここで変わるのは二つです。

一つは、間が空いたときです。終わりの時刻を先に言ってあれば、黙ってしまっても、あと何分でこの通話が終わるかは分かっています。もう一つは、切り上げ方です。時間が来たときに、その場で理由を組み立てずにすみます。

長引かせたくないと思っているのは、相手も同じかもしれません。そこは確かめようがないので、こちらが先に言っておくだけにします。

通話から持ち帰れるのは、印象ではなく交わした言葉

通話を終えたあと、「いい人そうだった」「なんとなく合わなそう」と、全体の印象が残ります。ただ、その印象のもとになっているのは、こちらが投げた質問と、返ってきた答えの積み重ねです。

たとえば休みの日の過ごし方を聞いて、短い答えが返ってきたとします。そこから分かるのは、その問いにその人が短く答えたということまでです。話すのが得意でないのか、その話題に興味がないのか、疲れていたのか。どれなのかは、こちらからは分かりません。

初めての通話で相性まで測るのは、もともと難しい場面です。顔が見えないうえに、相手の反応も読めません。ふだんは会話に困らない人でも、この場面ではうまく話せないことがあります。間が多かったことや、話が続かなかったことを、そのまま相性の答えにはできません。二度目で違うということも起こります。

一方で、こちらが不快だったかどうかは、こちらの側で分かることです。話を遮られた、答えたくない質問を重ねられた、切りたいのに切らせてもらえなかった。そう感じたなら、それは相手の内心を読むまでもない、自分の手元にある材料です。この先を続けないと選ぶのに、理由を説明する必要はありません。

声で話したあとに残しておくのは、事実の側

通話を切ったあと、数分のうちに三行だけ書いておくと、翌日の自分が助かります。

  • 自分が聞いたことと、返ってきた言葉
  • 相手から聞かれたこと
  • 通話中に自分が感じたこと(上の二つとは分けて書く)

会うかどうかは、この三行を翌日に読んでから選びます。通話の直後は、その場の空気に引っ張られがちです。一晩おいて読み返すと、印象と、実際に交わされた言葉の差が見えてきます。

会う日を決めたなら、その前に会うのが怖いときに自分でできる安全確認の仕方を通しておいてください。場所と帰る手段、渡す情報の範囲を、こちらの側で決めておく話です。

通話まで進まずに文字のやり取りが止まっているなら、返信が来ない期間に自分を責めずに済ませる考え方のほうが先です。アプリでの探し方そのものを見直したくなったときは、自分で探す・間に人が入る・知人の紹介を、決める量で見分けるところから戻れます。

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