「別れた方がいいのかな」と言われた夜にその場で答えを返さないための言い方

夜のリビングでソファの前の床に座り、視線を上へ向ける女性の手描きイラスト 別れ・復縁前の整理

言い合いの終わりぎわだったのか、何でもない夜だったのか。相手の口から「別れた方がいいのかな」と出て、そのあとが続かない。返事を打ちかけては消して、これは別れ話なのか、そうでないのかが分からないまま時間だけが過ぎる。

その一言から相手が何を考えているかは分かりません。今夜のうちにできることは二つあります。その場で答えを返さないことと、言われた言葉をそのまま書き残しておくことです。

「別れた方がいいのかな」は、別れの宣言とは限らない

同じ「別れ」という語が入っていても、文の形は違います。「別れよう」は言い切りの形で、「別れた方がいいのかな」は問いの形です。文の形から、相手が何を考えているかまでは分かりません。こちらで決められるのは、今夜のうちに返事をするかどうかだけです。

だからといって、軽い言葉だと受け取ることもできません。こちらに見えているのは文の形だけで、その先は本人にしか分からないままです。重い言葉だからといって、同じ重さの返事をその場で用意しなくてかまいません。急いで返した言葉を、あとで自分が引き取ることもあります。

今夜言えるのは、承諾でも拒否でもない言葉

その場で返事ができないとき、黙っているだけでは「考えている最中だ」は伝わりません。だから、返事の代わりに、今夜は決められないということを伝えます。

たとえば「その話は大事だから、いま返事をしたくない」と言う。あるいは「ちゃんと考えたいから、今週のどこかで話す時間がほしい」と伝える形もあります。どちらにも、承諾も拒否も含まれていません。理由を聞きたいなら「そう思った理由を聞かせてほしい」と足します。

「今日中に答えてほしい」「はっきりしてほしい」と言われることもあります。そう言われたとしても、いつ答えるかを決めるのはこちらの側です。今日中に、と言われたことが、今日中に答える理由になるわけではありません。

口に出しにくければ、文字にして送る方法もあります。声だと勢いのまま言い切ってしまうこともあるでしょう。文字なら、送る前に自分で読み返せます。

今夜書き写す二行が、あとで手元に残るもの

あとから思い出すと、言い方が自分の解釈に寄ります。だから今夜のうちに、聞こえたとおりの一文を書き写しておいてください。まとめずに、そのままの言葉で。

そのあとに、その言葉が出る直前に何があったかを一行だけ添えます。たとえば、予定が流れた。相手が「疲れた」と言っていた。こちらが強い言い方をした。外から見て起きたことだけでよく、理由まで書かずに済みます。

残す形は二行です。一行目に言われた言葉を、二行目にその直前にあったことを置きます。書き写した一文がこちらの手元にある事実で、それ以外は、こちらがそこから読み取ったものです。この線を引いておくと、あとで話すときに、記憶ではなく文字の側から確かめられます。

「別れたくない」と「別れた方がいい」は、同時に成り立つ

離れたくないという気持ちと、このまま続けても同じことが起きるという見通しが、同時にあることがあります。この二つは、どちらかが本当でどちらかが嘘、という形では並びません。片方を選ばないと答えが出せない気がしてきて、そこで止まってしまうことがあります。

けれども、いま答えを出すべきなのは「別れるかどうか」ではなく、「この話をいつ、どういう形でするか」です。どちらかを消そうとせず、両方とも書き出してみてください。さきほどの二行の下に足しておくと、話すときまで見返せます。

二行を書いても同じところを回るときに足りないもの

書き写しても、両方書き出しても、同じ考えが戻ってくることはあります。そのとき足りないのは、材料よりも声に出して話す相手のほうかもしれません。

共通の友人や家族に話すと、あとで関係が戻ったときに話しにくくなることがあります。それが気になるなら、関係の外にいる相手でもかまいません。どの相手からも同じものが返るわけではないので、何を持ち帰りたいかを先に決めておいてください。

手段そのものの違いは占い・カウンセリング・結婚相談・公的窓口で扱える範囲の違いにまとめてあります。別れるか迷う段階に絞るなら別れを決めきれない段階に向く相談先と、向かない相談先を見てください。話す日が決まって、そこまでの材料を並べ直すときは日付と行動で書ける事実だけを並べる手順があります。

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